Oracle Cloud 国内データセンター(富士通株式会社様のデータセンターに設置)で、これまで他社クラウド上で構築していた負荷テスト環境を刷新しました。その環境で、今回、2017年5月下旬に本番リリースを控えたキャンペーンシステムに対し、以下の観点で負荷テストを実施しました。

・ピーク時の想定アクセス数を問題なく処理できるか?
・自動スケールアウトが何秒で発動するか?トリガーとなる閾値は最適か?
・DBサーバの処理が遅延しないか?
・各サーバの初期サイジングは妥当なものか?

結果としては、初期サイジングの構成で以下の目標値をクリアでき、限界値も把握できました。

【目標値】1時間あたり2万人の新規登録、かつ同時に8万人のログイン処理を遅延なく
【限界値】1時間あたり6万人の新規登録、かつ同時に24万人のログイン処理を遅延なく

また、想定よりも少ないクラウド利用料(1台あたり1時間12円、事前検証時の費用を含めて合計7,000円弱)でしたので、お客様には見積書の金額を下げて再提示することができました。

<担当エンジニアより>

技術者としては、早く本番利用をしたかったため、迷うことなくOracle Cloud国内データセンターで提供されるIaaSを利用しました。 簡単には以下の流れで進めました。

(1) Computeインスタンス(1 ocpu*/15GB Memory)を1台セットアップ(Oracle Linux 6.9, J-Meter 3.2, etc)
(2) Snapshotを取得し、そこから複数台のComputeインスタンスをクローニング
(3) テストシナリオとデータセットをそれぞれ配置
(4) プレテスト実行、本番テスト実行 (Computeインスタンスは必要なタイミングのみ起動し、しばらく使わないときには停止して費用を抑制)

※限界値テストでもComputeインスタンスのCPU負荷は低かったので、もっと酷使できそう! w(^-^)w

追記:
*ocpuは、ハイパー・スレッディングが有効なIntel Xeonプロセッサの1物理コア相当のCPU性能を提供します。各ocpuは、vCPUと呼ばれる、2つのハードウェア実行スレッドに対応します。